じゅんきゅん

好きな人は王子様だ

中間淳太くんの一万字インタビューを読んで

 
2014年の8月、Myojoで桐山照史くんから7ヶ月連続でジャニーズWESTの一万字インタビューが始まった。ジャニーズWESTの一万字インタビューが始まると知ってからのこの半年以上の間、私はそのインタビューを読みながら、淳太くんの一万字インタビューがいつ来るのか、そしてそれが果たして自分は受け止めきれるのか、と毎号漏れることなくお約束のように泣いてしまう自分をずっと不安に思いながら過ごしてきました。
 
1月の流星くんのMyojoが発売される前からすでにそわそわしだし、これはどうしようと思っていました。そんな落ち着かない毎日を過ごしていた私にさらっと爆弾が落とされました。2月1日のラジオ、もぎたて関ジュースでの一万字インタビューに対する淳太くんの発言です。
「お涙頂戴にはしたくないよね」
「ありのままを見せましたよ」
「モヤモヤが残ってるファンも何人かはやっぱおるでしょ。それが解消できるんやったらなんでも話すし俺らは」
 
この言葉を聞いたときから、いよいよ本当に覚悟しなくてはならないな、と思いました。その日から他のメンバーの一万字を読み返してみたり、そしてまた色々と想いをめぐらせてみたりと、イメージトレーニングを積みました。無駄すぎる。
 
 
そして意を決して一万字を読みました。
読みながら最初に思ったのが、「あれ?」という気持ちでした。うまく言葉にはできないけれど、どのメンバーのインタビューを読んだ時よりもあっさりと読めてしまって。なるほどね、そうだったんだ、とページをめくるうちに気付いたら最後のページまでたどり着いていました。むしろ淳太くんが実はクォーターではなく、ハーフだったという超序盤の事実に引きずられていました。ハーフかよ!
そこで私は、「これは泣かないかもしれない。むしろ泣いちゃいけないんだ」という考えに至りました。よくわからない意地です。
 
私はジュニア時代の当時の彼や彼らのことは、ごくせんやジャニ勉のジュニ刑事コーナーに出ていた人たちだったということくらいしか知らないし、今だってちょっとだけかじったようなつもりで全然分かっていない。それはこれからも変わらずそうだと思う。だけど読んでいて、自分の中にある”中間淳太像”と本人の口から語られる過去の中間淳太が違っていなくて。4人の可能性についても考えていた部分なんて特に。それがすごく安心した。自分が今まで見てきたものはもしかしたら間違っていなかったのかもしれないと。
このインタビューに対する私の行動は「読む」というよりかは、「ピースをはめていく」という言葉の方が近かったような気がします。
 
 
あの日のことを話すのは、これが最後
でも、最後にこの見出しを読んだときに少しウルウルしてしまいました。デビューやメンバー編成についての過去の話を何度も読んでいて、ずっと求めていた部分がここだった。だって今はもう7人横並びなんだから。もちろんこれもジャニーズWESTを語る上での大きな出来事ではあるし、本人たちの想いを知りたかったけれど、これ以降はわざわざ本人たちが掘り返す必要もないんじゃないかな、と考えていました。私も「もうとっくに前を向いて走り出してる」んだと思っているから。
今回、ラストを飾る淳太くんが「あの日のことを話すのはこれが最後」だと決めて、ラジオでの言葉通りに洗いざらい、他のメンバーが話していなかった部分まではっきりと話していた。全部話したことが、淳太くんにとっての「これで終わりにしよう」という区切りだったんだと勝手に思い込んでいます。何でも包み隠さずに話す淳太くんの性格的な部分もあったとは思うけれど。
 
 
そして私は一度も涙をこぼすことなく、Myojoを閉じました。でもこの一万字に想いをめぐらせようと彼らの写真を見た瞬間に、自分の中の何かが決壊してしまったのか、子供のように声をあげてしばらくわんわんと泣いてしまいました。
全員がジャニーズを辞めなくて、このグループになってくれて、本当に良かった。どこかで誰かが何か少しでも違う行動を起こしていたなら、今の彼らはいないのかと思うと、この今の状況が儚いものであって、ある意味で奇跡なんだって。その儚いものがこれからもきっと続いていくのかと思うと、その瞬間をこの目で追っていくことができるのかと思うと、嬉しくてたまらなかった。
 
 

 
そして読み終わった後の私の感想がこれでした。大倉くんの一万字の時も「自分の考え方にそっくりだ」と思ったし、今回もそれに漏れず同じことを思いました。その人の考え方や行動に頷ける部分が多いからこそ、その言葉たちを咀嚼する必要もなくさらっと読めたのかな…きっと。
 
 
これで7人全員の一万字インタビューが終わったけれど、この企画があって本当によかった。自分のことについてこうして長く語ってくれる機会ってなかなかないと思うし、こうした普段はしない真面目な話だとか考え方を聞けると、その人について少しでも知れたような気持ちになるから。全部が全部本音で話してるとは思わないほうが賢いんだろうけど、私はその全てを受け止めて、これがデビュー1年目のジャニーズWESTそれぞれの気持ちなんだなと受け取りたいと思います。
 
これからのジャニーズWESTを追いかけられるこれからの毎日がもっと楽しみになった一万字でした。